おたくの観劇日記

観劇をはじめとした感想を書いていくブログにしたいと思っております。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン@東京国際フォーラムホールC を観た

8月13日(土)18時公演に行ってまいりました。

チケットは知り合いに確保していただきましたので、入手経路は特記なしですが2階10列で観劇いたしました。

 

告知の段階で岩本さんの役どころは「パイロット・FBI捜査官・医者・弁護士と七変化する天才詐欺師」とのことで、いったいどんな大悪党を演じるんだろうと思っていましたが、詐欺師になったのは結果論の話で、その正体は円満な家庭の幸せを終始夢見ていたピュアな少年の話でした。

クールで男らしい岩本さんのパブリックイメージとは裏腹に、笑顔がキュートで、常に何かを楽しそうにうきうきした高めの声で、純情無垢という言葉がぴったり。

(ファンには彼にそういった一面が備わっていることは知れていますが)

 

やはりプロの歌唱力と比べると発声などのびしろも見受けられるのですが、すごく歌えているな!という印象でした。

以前のモエカレ感想でも書いたのですが、コツをつかむのが早くて、それを自分のものにするところまでがかなり長けている人だと思うので、歌唱に関しても毎公演進化してしまうのかな、と楽しみな部分でもあります。

あとダンスはさすがの技術で、静と動のメリハリがあって、手足も長くてスタイルよくて、大勢の華やかなダンサーに囲まれてセンターに立つ器がある人だな~と改めて。

いわゆるブロードウェイ的なダンスナンバーもあったり、ゆったりとしたバラード、歌い上げるところも多くあります。

滝沢歌舞伎のひらりと桜やWith Loveでもひときわ感じるんですよね、岩本くんのステージ映え。姿勢とか、佇まいとか、きっと何もないところにまっすぐ立っているだけで絵になってしまう、芸術みたいな人だなといつも感じます。

 

ベッドシーン、というか、行為のシーンはないですが、ピロートークのシーンがあります。当たり前ですがパンツ?短パン?着用です。

ベッドの上で芸術のような肉体を惜しげもなく披露される岩本さん。ゴリゴリに鍛えているというより、この人脱いだらこんなにすごいんだ?!えっ?!聞いてない!!となるようなギャップのある肉体だと思ってます。

しかしキャラクターも手伝ってガッツリ男の色気、というよりは表情もニコニコしていて、事後のハッピーで柔らかな空気が漂っていて、かわいいと思いました。

最後に言い訳できないくらいしっかりがっつりキスするんですけど、なんかかわいく見えました。

 

衣装は何パターンかあるのですが、白衣で眼鏡かけてた時が一番好きでした。ドクター(に扮してる)なのに血や外傷のひどい患者を見るとオエッとなってしまうの、なんだか岩本くんでもありそうで、ぽくてよかったですね。

他にもパイロット制服、ブレザー、スーツ、白タキシードと色々着てくれます。

 

初回は作品の全体感と、岩本さんの所感しか記憶に残すことができなかったので(容量少ない)次観に行くときには、作品についてもっと深く観ることができたらなと思います。

東京都では一日2~3万人のコロナ感染者が出ている中で、いま様々な舞台が公演休止せざるをえない状況が次々と起きています。無事に公演が始まり、終わっていくことがどれだけ貴重なことだろうと毎度感じます。

行動制限を示されなくなった今、改めて自由と責任がひとりひとりの行動に委ねられているということを静かに重く受け止めました。